WHAT
大学生テレビ局とは?
約10名の学生が地元ケーブルテレビ局と共同で、主に伊勢志摩の魅力を紹介するドキュメンタリー番組を制作しています。
学生が自主的に企画、取材、撮影、編集を担当。
番組づくりを通して地域活性化への貢献をめざしています。
もともとは授業のひとつですが、単位取得後もほとんどの学生が続け、「部活」のように楽しんでいます。
STUDENTS Meets!
×
地域の人々
現代日本社会学部現代日本社会学科
2年
田中 貴子
現代日本社会学部現代日本社会学科
1年
木村 太紀
取材を重ねるうちに繋がった伊勢の人々。
なんでも相談できる大切な存在です。
出身は神戸市。伊勢のことをあまり知らないからこそ、発見できる魅力を紹介していきたい。あたりまえに使う方言や独特の風習、受け継がれてきた伝統などはとても素敵です。人柄も温かくて、「これも撮影したら?」と声をかけてくれたり、「学生さんだから」とこっそり話してくれること も。地域の人々との繋がりも深まりました。
ある地元企業の映像を制作したときは、社長からいろいろな話を聞いて、この土地を大切に思う気持ち、どんなことにも全力を注ぐ生き方など、多くのことを学びました。また、指導してくれる地元ケーブルテレビ局プロデューサーの五十嵐さんにも、番組づくりはもちろん、困ったこと、不安なことがあれば相談しています。ふたりともまるでお父さんのような存在。なんでも素直に話せる大切な人たちです。
将来はメディア業界を志望。でも、この活動を経験して「地域おこし」にも興味を持つようになりました。一度は東京に就職するかもしれませんが、いずれは神戸か伊勢に戻り、地域を元気にする仕事にも携わってみたい。そんな新しい目標ができたんです。
地域が元気になって、地元の人が喜んでくれる。
それが、僕たちの番組づくりのゴール。
将来はメディア業界をめざしているので、大学生テレビ局に興味を持ちました。いまは撮影や編集などを勉強中。「職人」のようにこだわりを持って番組をつくる先輩の姿に憧れます。先日は初めて5分間のニュースを担当。大学のサークルが地域に貢献するイベントを取材し、大人だけでなく若い人々もこの土地を愛し、繋がりを大切にしているのは、伊勢ならではだと感じました。
この活動を通して自分にも変化が生まれたと実感しています。フットワークが軽くなった。人の話を聞くこと、知らないことを学ぶのが楽しい。自分が発見したことを多くの人に伝えたい。そんな気持ちが湧いてくるようになりました。
指導をしていただいている地元ケーブルテレビ局プロデューサーの五十嵐さんには、番組の企画についてよく相談します。この地域に詳しく、メディアの第一線で活躍している尊敬できる人。「僕たちがめざすゴールは番組を完成させることではなく、その番組がきっかけで地域に人が集まり、活性化して地元の人々が喜んでくれること」。そんなだいじなことも教わった気がしています。